‘健康’ カテゴリーのアーカイブ

女性と健康 ーその2ー

2012/02/22

女性は小児期、思春期、成人期、更年期といった周期の中で、ホルモンの変化により様々な体調の変化を経験します。特に、男性にはない女性ならではの特有の病気が、女性には存在します。こうした性別の差異を考慮する必要があることから、ここ数年、厚生労働省が主体となり「女性の健康支援対策事業」の取り組みが実施されています。

取り組みの内容は、大きく分けて以下の3つになります。

1.思春期から30歳代の女性を対象
「やせすぎ」による健康リスク等の情報提供、健康教育の推進、健康手帳の交付

2. 40歳代から50歳代の女性を対象
加齢による基本知識や生活習慣の見直し、健康相談・各種利用可能なサービスの提供等

3. 女性全般を対象
女性特有のがん(子宮頸がん、子宮体がん)、乳がん及び卵巣がんの発症リスクの情報提供や、マンモグラフィ等の検診の受診向上を目指した啓もう活動、健康診断等

各自治体による情報サービスを積極的に受けるとともに、まずは健康チェックを兼ねて自分の体質を知ることから始めるとよいかもしれません。病気にならないために、または病気の早期発見、早期治療のために、日ごろからの健康管理は欠かせません。

最近では、各種都道府県または産婦人科学会などが作成した「女性の健康手帳」が無料もしくは有料で配布されるようになりました。手帳には、基礎体温計の周期がわかるテンプレートが付いていたり、各種サービスや相談窓口の情報、または統計や知識の情報ページなど、一冊で自分の月経や既往歴、予防接種といった情報を管理できるようになっています。こうした手帳を活用するのもよいかもしれませんね。

女性と健康

2012/02/20

近年、厚生労働省では女性の健康を社会全体で支援していこうとする取り組が行われています。その一環として、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。

そもそも、なぜ女性の健康づくりの視点が大切なのでしょうか?

原因は以下のようなことが考えられています。

・過去における男性中心の医療
・ダイエット等によるやせた女性数の増加
・結婚率の低下、晩婚化
・出産年齢の高齢化
・不妊治療の増加
・少子化
・育児放棄の増加
・核家族化による育児の負担

こうした女性にまつわる様々な問題について、現在では53の自治体が女性の健康支援対策事業に取り組んでいるほか、中でも19自治体が先進的な取り組みを行っています。
生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすために、社会的な支援の重要性が問われているのです。

肌の健康-乾燥肌でお悩みの方へ-

2012/02/15

1年で最も空気が乾燥するこの時期、乾燥肌に悩まされる人は多いのではないでしょうか?特に太平洋側では空気の乾燥が続いています。先月、東京地方の「乾燥注意報」は35日間継続し、過去3番目に長い日数を記録しました。

では、そもそも乾燥肌とは何が原因となっているのでしょうか?これに関しては、主に先天的なものと後天的なものに分けて考える必要があります。

まず先天的なものとしては、よく耳にするのが「アトピー性皮膚炎」といった遺伝的要素によって起こる病気です。近年では、アトピー性皮膚炎による慢性的なかゆみに悩まされる赤ちゃんや児童の数が急増加しています。両親のどちらかにアレルギー症状があると、50パーセント以上の高い確率で子どもに遺伝してしまいます。もしアトピー性皮膚炎と判断された場合には、皮膚科の専門医のアドバイスに従うことをお勧めします。小児の場合には、「除去食」または「回転食」といった食事療法によって、かなり症状を軽減させることも可能となっています。

一方、後天的な原因となっているものについては、生活環境や外的刺激による要因が主に挙げられます。以下が肌の乾燥を生じる主な要因の例です。

・入浴時の石鹸や洗剤の多量使用
・バランスの悪い食事
・暖房・冷房の長時間使用
・化学繊維による衣服や下着の着用

但し、予防の難しい先天的なものに比べ、後天的なものに関しては以下のように日常生活を気をつけることによってかなり改善できると考えられます。

・石鹸や洗剤を無添加といった低刺激のものに変える
・熱風呂の長時間入浴を避ける
・タオルでこすりすぎない
・入浴後は保湿剤をぬる
・体質改善につながるような「かゆみ」症状の出にくい食事をバランスよく摂取する
・下着、寝巻きは綿製品を着用する

アレルギーと診断される前に、日常生活を見直すことでかなり体質の改善を図ることが可能ですので、ぜひ乾燥肌に悩まされている方は以上を参考にしてみてください。

健康な肌は睡眠から

2012/02/15

健康な肌を保つには、良い睡眠をとることが何よりも大切です。特に、シンデレラタイムと呼ばれる22時から2時は肌の角質が再生する大切な時間。トータルな睡眠時間の量よりも、むしろ如何に質の良い睡眠を取れるかがカギと言えます。

では、質の良い睡眠をとるにはどうしたらよいでしょう。

そもそも睡眠には「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」があるのをご存じですか?「ノンレム睡眠」は脳が休息状態に入る深い眠りであるのに対し、「レム睡眠」は身体は眠っているのに脳が覚醒している状態を指します。

まず、入眠時には「ノンレム睡眠」が現れ、深い眠りが1-2時間続きます。その後「レム睡眠」に移り、20-30分間のレム睡眠が続きます。こうして一晩の間に「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」が交互に現われ、一晩に数回これを繰り返しているのです。

深い眠りの「ノンレム睡眠」時には、肌の疲れやダメージを回復させ、細胞の代謝を促すと言われています。つまり、ノンレム睡眠時を十分確保すれば、肌の健康も保てるということです。しかし、ストレス社会と言われる現代、不眠や睡眠障害、冷え、偏頭痛といった症状に悩まされる人々が多い中、なかなか十分な睡眠を確保しにくいのが現状です。

そこで最近よく話題にのぼるのが、「セロトニン」と呼ばれる物質です。セロトニンが脳内に増えると、鎮静作用によって精神状態が安定しよく眠れるのだそうです。このセロトニンを増やすためには、その材料となる「トリプトファン」というアミノ酸の一種を増やすこと。これは食物摂取が可能で、特に牛乳が最も手っとり早く効果的だそうです。

寝る前の「ホットミルク」、ぜひ一度試してみてください。

生活を見直すきっかけに ―健康診断のすすめ―

2012/01/27

ストレスの多い現代社会、糖尿病やメタボリックといった生活習慣病が大きな問題になっています。日本人成人の6人に1人が糖尿病やその予備軍と言われており、メタボリックシンドロームの該当者(予備軍を含む)については、40~74歳の男性の2人に1人、女性については5人に1人とも言われています。また、日本人の3大死因となっている癌、脳血管疾患、心臓病などは、どれも生活習慣に起因している場合が多いのです。

こうした要因を受け、ここ数年ますます健康診断の必要性は高まっています。健康ブームもあり、個人レベルでの健康に対する意識は高まってきました。とはいえ、その一方で健診に行く時間がなかなか取れなかったり、再検査の必要があるにも関わらずそのまま放置してしまう人が多いのも現状です。また、高額の検査費用を考えると、どうしてもしり込みせざる負えない場合もあるでしょう。

最近では、こうした問題を改善する一環として、特定の項目だけを選んで受診できる健診サービスも実施されるようになってきました。比較的少額の負担で受診できるのが魅力のようです。

いずれにしても、自分の体についての客観的理解を深めることが、健康維持には欠かせません。自分にとって何が必要なのか、生活を見直すきっかけとして健康診断の受診をお勧めします。

健康診断の必要性

2012/01/27

健康診断は健康状態を知る言わばバロメーター
ストレス社会と言われている現代、知らず知らずのうちに精神的・肉体的負荷がかかっているものです。
にもかかわらず自分は案外大丈夫だと過信している人が多く、健康診断を受けないまま数年が経過している人も多いのではないでしょうか?そもそも健康診断は、客観的に自分の健康状態を評価してもらい、健康維持、予防、早期発見に役立てるものです。
いわば健康な生活をおくるバロメーターとも言えるでしょう。

健康診断の種類
健康診断の種類には、行政が積極的に関与し法律で規定して実施される「対策型」と、受診者個人による「任意型」に大きく分かれます。「対策型」は、公衆衛生の観点から集団の死亡リスクを減少させることを目的とし、費用は無料か少額の自己負担で済みます。
主に自治体や企業の組合が実施する健康診断がそれに当たります。一方、「任意型」は個人の死亡リスクを減少させることを目的としており、費用は全額自己負担となります。医療機関が実施する「人間ドック」等が主な例です。

医師の画像健診5項目
厚生科学研究班が作成した一般を対象にしたガイドライン(MindsPLUS)によると、健康診断で受診すべき項目に以下の5つが挙げられています。健康診査の項目は、対象者やその年齢によって多岐にわたりますが、この5項目に関しては、必ず受診すべき項目とされています。

1.喫煙に関する問診(対象疾患:喫煙行為)
2.身長・体重(対象疾患:肥満、その結果として生じる疾患)
3.血中脂質(対象疾患:脂質異常症)
4.血圧(対象疾患:高血圧症、高血圧症に続発する疾患)
5.空腹時血糖・グリコヘモグロビンHbA1c(対象疾患:糖尿病)


健康診断の結果
健康診断は、前述したように一種のバロメーターとも言えるもので、その数値は絶対的なものとは言えません。
例えば、血圧検査等の場合には、健診当日の体調や状況によって数値が大きく変わってしまうものもあるからです。いずれにしても医師とよく相談して、精密検査を勧められた場合には、必ず受診すべきでしょう。
なお、再検査とまではいかなくても、医師から生活改善の必要性などを勧められた場合には、自分の生活を見直し、改善を図ることが大切です。